ゴールドスポットってどんな商品?その魅力は?
商品先物取引とは、将来の売買を約束する取引です。しかし、今回解説する「ゴールドスポット」は金の「今」の価格を取引する新しいタイプの先物取引です。「ゴールドスポット」は本来の先物取引のメリットはそのままに、他にもたくさんの魅力があることから、人気を集めている商品の1つでもあります。
ゴールドスポットってどんな商品?
金(標準)や金(ミニ)とどう違うの?
目次
ゴールドスポットってどんな商品?
ゴールドスポットで取引する金の「今の価値」は正式には「理論現物価格」と呼ばれるものです。
これは東京商品取引所(TOCOM)が、金(標準)の価格をもとに算出しています。
だからといって、他の金商品の価格変動要因に違いがあるのかというと、そんなこともありません。
ゴールドスポットも同様に、価格には市場の需給関係が強く反映されます。そのため必ずしも、理論現物価格と一致するとは限りません。国内・海外の政治経済状況などが、ゴールドスポットの価格に影響を及ぼすのは、他の金商品と変わりはないのです。
金(ゴールド)と聞くと、“お金持ちのひとが大好きなモノ”というイメージがありますよね。お金持ちの人は、豪華なキラキラが好きで、金を買う…果たして本当にそれだけでしょうか?
ゴールドスポットの1番の特徴は「取引期限がないこと」。そのため、限月がなく、ポジションを持ち続けることができます。これは金(標準)や金(ミニ)などの他の金商品との大きな違いの1つです。
ゴールドスポットの仕組みは、同じ証拠金取引であるFXと似ています。
また、ミニ取引と同様に取引単位も低めに設定されており、低額な証拠金で取引が出来るので、初心者の方にとっても比較的手軽に参加することが出来る商品ともいえます。
ゴールドスポット取引の魅力って?
魅力① 長期運用にも最適!
商品先物取引には各銘柄に取引期限(限月)が設定されているので、ポジションを保有してから約半年~1年後には、反対売買により差金決済を行うか、または現物の受け渡しを行って取引を終了する必要があります。一方、ゴールドスポット取引では取引期限(限月)は設定されていません。日中立会終了時(15時15分)まで決済されずに残っているポジションは、自動的に翌営業日に持ち越される(ロールオーバー)決済期限のない取引であるため、期限にとらわれず取引を行うことができます。
魅力② 100グラムから金地金を購入・売却が出来る
※ブログ執筆時(2020年5月15日)時点のデータ
地金の購入・売却を実際にするためには、立会外取引制度(EFP取引)を行う必要があります。
EFP取引とは、現物取引の契約を結んだ売り方と買い方が、同一価格の先物の買いと売りを、個別競争売買を介さずに成立させる取引のことです。
大量のヘッジポジションを建てたり、解消したりする場合、先物市場に大量の売り注文や買い注文を入れることとなります。その量が多ければ多いほど、自らの注文発注によって価格が不利な方向に動いてしまうことが考えられます。
しかし、そんなときには先物の売りと買いを、市場を介さずに取引所に申し出をし、そこでの承認を持って先物取引を成立させることができます。この仕組みがEFP取引の仕組みです。
まとめ
ゴールドスポットならではの大きな魅力は以下の2点です。
✓ 期限にとらわれず取引を行うことができる点
✓ 金地金の現物を購入・売却が出来る点
兼ね備えた取引であるとも考えられます!
当サイトは、当社の経営理念である「株式会社さくらインベストは投資に関する幅広い知識や技術を発信し、お客様をはじめ投資家の皆様の喜びに貢献します」に基づき、一般的な金融リテラシーの知識向上に役立てていただくことを目的としています。
当社(株)さくらインベストは商品先物取引業者であり、金融業者(証券会社等)ではなく、当社で株式等の金融商品の取引を行うことはできません。その為、金融商品等の勧誘や媒介を目的としていません。また、金融商品等のメリットを助長し取引を勧めるものでもありません。
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商品先物取引は相場の変動によって損失が生じる恐れがあり、また、当社必要証拠金の額に比べて何十倍もの金額の取引を行うため、その損失額は預託している証拠金等の額を上回る可能性があります。
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最初に預託する当社必要証拠金額は商品により異なりますが、2020年7月16日現在最高額は取引単位(1枚)当り1,300,000円、最低額は取引単位(1枚)当り23,400円です。ただし、実際の取引金額は当社必要証拠金の額の約27倍という著しく大きな額になります。また証拠金等は、その後の相場の変動によって追加の預託が必要になることがあり、注意が必要です。ただし、その額は商品や相場変動により異なります。
<委託手数料について>
商品先物取引の委託には委託手数料がかかります。その額は商品・約定値段等によって異なりますが、2020年7月16日現在、最高額は取引単位(1枚)当り15,730円(片道・税込)です。