初心者にうってつけ?ミニ取引について解説!
『先物取引をやってみたいけど、少額から始めたい』という方におすすめしたいのが、商品先物取引の「ミニ取引」です。ミニ取引には「金ミニ取引」と「白金ミニ取引」の2つがあり、どちらも通常の標準取引よりも取引単位、つまり投資する金額が小さいのが特徴です。本格的に商品先物取引を始めたい人にとっても、取引の値動きと損益のバランス感覚を養うにはうってつけの取引でもあります。
今回はミニ取引について学んでいきましょう!
先物を少額からはじめてみたい
ミニ取引ってなに?
金取引に興味があるけど、どの商品がいいのかわからない
目次
ミニ取引ってなんぞや?
東京商品取引所(TOCOM)に上場している貴金属には、金や銀、白金(プラチナ)などがありますが、その中に「金(ミニ)」「白金(ミニ)」という商品があります。
これこそが、ミニ取引と呼ばれる商品となります。
どんな違いがあるんあろう…?
「金ミニ取引」と「白金ミニ取引」の2銘柄は、それぞれ「金標準取引」「白金標準取引」と比べて、
取引単位が小さく設定されています。なお、前者は現物の受け渡しが認められていません。
取引単位についてはコチラで詳しく解説しています。
金標準取引の取引単位は1キロ、金ミニ取引は100グラムなので、
倍率でいうと、金標準取引は1000倍、金ミニ取引は100倍になります。
つまり、金の表示価格が1円動くと
金標準取引の場合は1000円の価格変動が起こり、
金ミニ取引の場合は100円の価格変動が起こるのです。
白金ミニ取引の場合でも、取引単位が定められており、同じような違いがあります。
金も白金も、ミニ取引は標準取引に対して、取引単位は1/10、1/5になっています。
また、これと同じように最低証拠金額(PSR)も1/10、1/5になります。
最低証拠金額(PSR)ってなに?という方はコチラから!
商品先物取引のおおきな特徴の1つ、「少額で大きなリターンが狙える!」について解説します。商品先物取引は株や債券などの現物取引と比較して、リスクの高い取引です。しかし…
ミニといっても値動きは同じように動く!
こうしてミニ取引について知ると、なんだか標準取引よりも規模が小さくなって簡単そうな取引…という印象を持つのではないでしょうか?
たしかに、ミニ取引は、初心者の方が商品先物取引の値動きと損益のバランス感覚を養うにはうってつけの取引だとも考えられます。しかし、ミニ取引をする上で、忘れてはいけないのは値動き自体が小さくなるわけではないということです。
損益の大きさは、倍率の大小だけで判断することはできません。価格変動(ボラティリティ)の大きさで、倍率が低いミニ取引が、倍率が大きい標準取引と比較して大きな利益や損が生じにくいかといえば、決してそんなことはありません。
ミニ取引だからといって侮ってはいけません!
標準取引でも、ミニ取引でも、価格の変動に変わりがあるわけではないので、
金や白金の価格変動要因や基礎知識は押さえておきましょう!
金(ゴールド)と聞くと、“お金持ちのひとが大好きなモノ”というイメージがありますよね。お金持ちの人は、豪華なキラキラが好きで、金を買う…果たして本当にそれだけでしょうか?
実は、まだまだある“金”取引!
東京商品取引所(TOCOM)に上場している商品の中には「ゴールドスポット」という商品があります。
ゴールドスポットとは金標準取引の価格を用いて算出した金の現在の価値(理論スポット価格)を売買する商品です。
取引単位は、金ミニ取引と同じ100グラムで、最低証拠金額(PSR)も金ミニと同様です。
ゴールドスポットが通常の商品先物取引と違うのは取引の期限(限月)がないという点です。
そのため、取引ルールはどちらかといえばFXに似ており、反対売買をしない限り、ポジションは自動的に翌営業日に持ち越されます。
他にも、金を扱う上場商品に「金(オプション)」というものがあります。
オプション損失限定取引は、金先物取引をベースとする取引で、金価格が上がると予想すればコールオプションを買い、下がると思えばプットオプションを買います。
金(オプション)の取引単位は、金ミニ取引と同じ100グラムですが、オプション損失限定取引には限月があるため、一定の期間内に取引を終了する必要があります。
についての違いを押さえておいてください!
まとめ
では、ここまでの情報とそれぞれの違いをまとめておきましょう!
自分にピッタリの商品を見つけましょう!
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