会社の決算スケジュール!決算発表では何に注目するべき?
上場企業は1年間に4回、決算発表を行います。
会社によって決算のスケジュールは違いますが、だいたい3か月ごとに決算発表をします。
株式投資をする人にとって、この会社の決算というのはとっっても大事です!!
この決算の結果によって株価は大きく動くことがあります。
気になる銘柄の決算結果はチェックするべきなので、そのチェック方法を学んでいきましょう!
決算発表の時期を抑えてその結果を追っていくのがオススメです!
決算について知りたい
銘柄選びの基準がわからない
「なんとなく上がりそう」で銘柄を選んでしまっている
気になった銘柄の情報をしっかりと追っていきたい
目次
上場企業の決算スケジュール
前述の通り、上場企業は年に4回決算を行います。
だいたい3か月ごとに行われ、
それぞれ「第1四半期」「第2四半期」「第3四半期」「本決算」と呼ばれます。
『1Q』『2Q』『3Q』『4Q』と呼ばれることもあり、『1Q』『2Q』=上期 『3Q』『4Q』=下期と分けられます。
この中で最も重要な決算は、本決算です。本決算は最終的な1年間の企業の業績を発表するものです。
また、この本決算では、新年度の業績予想もあわせて発表されます。
当事者である会社の出す業績予想ですから、投資家も大きく関心を寄せます。この本決算の内容が株価を動かすことも少なくありません。
本決算では何をチェックする?
①昨年の業績予想を達成しているか?
本決算では、1年の業績が出るわけですから「前年度に出した業績予想」を達成したかどうかが分かります。もし、その予想よりも業績が上回っていたのなら、それは株価の大きな上振れ要因となります。
②四季報予想と発表した次の予想の違いは?
四季報でも来期の業績予想が書かれていますよね。
ところで、もう四季報の見方はバッチリですか?復習したい方はこちらの記事をご覧ください!
もし、会社四季報の業績予想よりも、本決算に示された業績予想が上回っているなら、それも株価の大きな上振れ要因となります。
1Q、2Q、3Qでは何をチェックする?
①それぞれ業績がちゃんと伸びている?
本決算では「前年度に出した業績予想」をちゃんと達成しているかをチェックしますよね。
その数字を100%とすると、単純計算で、1Qでは25%、2Qでは50%、3Qでは75%のラインが達成しておくべき数字といえます。クリアしているかチェックしましょう!
②前年同期比はどうか?
前年度の同じ時期の決算の結果に比べて今年度の決算はどうなのか、をチェックしましょう。
それを表す数字を「前年同期比」といいます。
③業績予想が上方修正されている?
直近に公表されている業績予想からの修正があるかどうかは必ず確認しましょう。
もし上回っていたとしたら分かりやすい株価の上振れ要因です。
決算発表の数字が良かったら株価は絶対に上がる?
決算発表の数字が良くて、
絶対株価上がるはず!!
…だったのに、思ったより全然株価が上がらない。株式投資ではこういったこともあり得ます。
その理由は、株価が動くメカニズムをきちんと理解していると分かります。
株価は需給で動きます。
買いたい人が多ければ株価は上がりますし、売りたい人が多ければ株価は下がります。
ということは、いくら良い業績が発表されても買いたいという人がいなければ株価は上がりません。
例えば、決算発表の結果がすごく良かったとしても、発表の前に四季報が同じくらいの数字を予想していたとしたら、その決算発表は買いたい人が多くなるキッカケにはなりません。
投資家心理としては「四季報の予想通りになった」だけで、大きな驚きはないのです。
素早く情報をゲットすることが大事なんですね!
まとめ
会社の決算でチェックするべきなのは以下の通りです。
本決算:①昨年の予想値を達成しているか?
②四季報予想と発表した次の予想の違いは?
1Q・2Q・3Q:①それぞれ業績がちゃんと伸びている?
②前年同期比はどうか?
③業績予想が上方修正されている?
「何を見て」「どうやって」確認すればいいの~!!
次回からは1つ1つ、確認方法を解説していきます!
決算結果を自分で追えるようになると、イイ銘柄を見つけられる大きな武器になるので一緒に学んでいきましょう!
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