インカムゲインとキャピタルゲインって一体なに?
「キャピタルゲイン」「インカムゲイン」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
投資の世界では耳にすることが多い2つの言葉ですが、それぞれ、どのような意味なのでしょうか?
それぞれ何なのか理解しましょう!
インカムゲイン・キャピタルゲインって何?
株の値上がりの他に安定的な利益をとりたい!
配当金・株主優待も気になる!
目次
キャピタルゲイン
キャピタルゲインとは、株を売買することで生まれた売買差益で得る利益のことを言います。
株価が業績の伸びなどによって値上がりした場合は、その株を買った時点との差額が利益になります。
しかし、キャピタルゲインでは、大きな利益を得られる可能性がある一方で、損失を出してしまう可能性もあります。値下がりによる損失をキャピタルロスといいます。
インカムゲイン
インカムゲインとは、資産を保有し続けることで定期的に生まれる利益のことです。
株式を持ち続けることで、会社から配当金や株主優待がもらえます。これこそインカムゲインです。
配当金とは、「企業が上げた利益の一部を、オーナーである株主に支払うもの」です。
株主優待とは「企業が株を買ってくれた株主にお礼の気持ちを込めて贈るもの」です。
それぞれ詳しくこちらの記事にまとめていますので、ご覧ください!
「配当金+株主優待」でオトクな株を発掘するべし!【株式投資4時間目】
【株式投資3時間目】では、株のえらび方の1つとして、「株の適正価格を知ることで株をえらぶ」方法を紹介しました。株えらびには他にも…
どっちのほうが大事?
「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」どちらが大事なのでしょうか?
結論から言うと、“どちらの方が大事”といったものはございません!
キャピタルゲインを狙って値上がり益を期待するのには、もちろん値下がりするリスクがあります。
インカムゲインで安定的な収入を狙うのにも、株を持ち続けると大きく株価が下がってしまうと損をするリスクはあります。
つまり、投資なのでどちらにもリスクはあるのです。
どちらで利益を取っていくかというのは、投資家の戦略と投資スタンスによります。
ただ、この2つの利益で忘れてはいけないのは『企業利益は本当に大事!!!』ということです。
配当金というのは、企業が上げた利益の一部を、オーナーである株主に支払うものです。
企業が上げた利益の一部なので、すべての利益が株主に還元されるわけではありません。
では、配当金として還元されなかった利益はどうなるのでしょうか?
それは内部留保金といって会社の中で管理されます。
この内部留保金は多くの場合、事業を拡大するのに使われます。
事業が拡大すれば、会社の価値が高まります。すると株価は上昇します。
つまり、会社の出す利益というのは、配当金であれ、内部留保金として会社で管理されるのであれ、
どちらにしても株主のリターンとなるのです。
これを理解できていれば、
「インカムゲイン」で利益をあげるにせよ、「キャピタルゲイン」で利益を上げるにせよ、
会社として利益が上がっていない会社は、銘柄としては良くないことが分かりますね!
まとめ
株式投資の2つの利益はそれぞれこの通りです。
キャピタルゲイン=株価上昇による利益
インカムゲイン=配当・株主優待
「バンバン売買して、キャピタルゲインで利益を狙いたい!!」という場合も
「たくさん運用して不労所得として配当金や株主優待をもらいたい!」という場合も
1番重要なのは、企業が利益を上げられているのかです。
企業が上げた利益こそ、株主へのリターンなのです!
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