移動平均線ってなに?その使い方を解説!
投資家のほぼ100%が見ているであろう株価チャート。株価の動きを見るためにチャートをチェックしてるんだけど、株価についてくる謎の線…これなにを表しているの?と思いませんか?
一体なにをあらわしているのかな?
テクニカル分析の基礎を学びたい
移動平均線ってなに?どうやってつかうの?
目次
移動平均線とは?
移動平均線は、ある一定期間の価格(通常は終値)の平均を結んだもので、
株価の方向性(トレンド)を掴むための指標の1つです。
たとえば、5日移動平均線とは、その日を含め過去5日間の終値の平均を結んだものです。
計算式は
〇日移動平均線=過去〇日間の終値の合計÷〇
となります。短期的なトレンドを見る際には短い期間の移動平均線を確認し、長期的なトレンドを見る際には長い期間の移動平均線を確認するのが一般的です。
どんなときにつかう?
移動平均線はさまざまな期間のものがあります。
5日移動平均線 25日移動平均線 75日移動平均線
13週移動平均線 26週移動平均線 52週移動平均線
これらの移動平均線は、テクニカル分析でよく使われる指標です。覚えてしまうのがオススメです。
ただ、実際に移動平均線でトレンドをみたいときに「どの期間を使えばいいの?」と思う方も多いでしょう。自分なりに使いやすいパラメーターの設定を探すのも良いと思いますが、初心者の方はなかなかつかみにくいと思います。
1つの目安として以下を参考にしてください。
短期的なトレンド: 5日移動平均線 25日移動平均線
中期的なトレンド: 75日移動平均線 13週移動平均線 26週移動平均線
長期的なトレンド: 52週移動平均線
移動平均線をつかったチャートの見方
✔ 移動平均線が上向きで、上昇トレンドかどうか
✔ 移動平均線に対して株価(ローソク足)がどのような動きをしているか
移動平均線を用いたテクニカル分析では、この2つに注目しましょう。
あくまで傾向ですが、株価は移動平均線に戻ろうとする傾向があります。
それを踏まえた移動平均線によるトレンドの売買ポイントは、
・上昇トレンド時に株価が移動平均線まで戻ってきたとき(押し目)に買いポイント
・下降トレンド時に株価が移動平均線まで戻ってきたときに売りポイント
と判断することができます。
投資家心理としては、このように分析できます。
どんどんと株価が上がってるときに買いそびれてしまったら、つぎに、いつ買うべきか迷いますよね。
そこで移動平均線をつかって
「移動平均線まで下がってきたら、買おう!」と考えるのです。
逆も同じで、どんどんと株価が下がっているときに売りそびれてしまったら、
「移動平均線まで上がってきたら、売ろう!」と考えるでしょう。
実際のチャートを見てみよう!
あんまりピンとこないなぁ~
・・・と思っている方が多数だと思うので、実際にチャートをみてみましょう!
こちらは「任天堂(7974)」の週足チャートです。
移動平均線は26週移動平均線を使用しています。
実際にチャートをみてみると、株価は移動平均線に戻ろうとする傾向があることにイメージが付きやすいかと思います。
移動平均線に支えられて、株価は上げ下げする…ということですね!
まとめ
今回は、移動平均線の基礎について解説しました。
個人投資家は、どうしても日々の値動きに一喜一憂してしまいます。
しかし、そんなときこそ移動平均線をしっかりと確認し、トレンドを掴むようにしてください。
多くの場合、短期的な株価の上げ下げよりも大まかな株価の動き(トレンド)の方が重要です。
下がったからすぐ売らなきゃ!
このような感情に動かされてしまうこともあるでしょう。
そんなときこそ移動平均線を確認して、しっかりと売買ポイントの判断をできるようにしましょう。
▼移動平均線をつかった「グランビルの法則」解説はコチラ
▼移動平均線をつかった「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」解説はコチラ
前回は、移動平均線と株価の関係を利用したグランビルの法則について解説しましたね。今回は、移動平均線と移動平均線の関係を利用したゴールデンクロス・デッドクロスについて解説します。
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