「株式投資=ギャンブル」は間違い?!5分でわかる株式投資の原理【株式投資2時間目】
「株式投資はギャンブルと同じ!」というイメージはありませんか?この会社に入るまで“資産運用”というものにまっっったく触れてこなかった私には、正直に言って、そんなイメージがありました…。
株式投資も投資ですから、「儲かった!」ということもあれば「損した…」ということもあります。
ただ、株式投資は、このような単純な損得のためだけにあるものなのでしょうか?
今回のブログでは「株式投資をするってどういうことなのか?」を学んでいきましょう!
株式投資ってギャンブルの1つでしょ?
株式投資をすることは、どんな意味があるの?
株って、どうやって買われているの?
目次
株式投資をするってどんな意味があるの?
「株式投資」をするにはまだ抵抗があります…。
やっぱり、「株式投資」って儲けるためにするものなんですよね?
ただ、「株式投資」はギャンブルとは違うので、それだけではありません!
例えば、あなたが、大手IT企業A社の株を購入するとします。
それによってあなたは株主となり、実質的に「A社のオーナー」の1人となります。
あなた(株主)が株を買ってくれると、A社にはお金が集まります。
A社は新しい商品の開発などにそのお金を使うことが出来ます。
もし、A社が開発した商品が実際に売り出されてたら、その商品をあなたも、購入して使うことが出来ます。もし、多くの人がA社の商品を購入すれば、A社はたくさんの利益を得ることができます。
A社の利益から、あなたは配当金を受け取ることができます。
また、利益が大きい会社は、株価の上昇にも期待できます。
A社からすると、あなた(株主)が出資してくれたおかげで、新しい商品を開発することができ、それを世に出すことで、たくさん利益を得ることが出来ました。
あなたも、A社の商品を使うことで生活が便利になり、配当金がもらえました。株式投資をすることで、「A社も儲かって、株主も儲かる」というように、お互いが得をすることがあります。
ところで、よくよく考えると日本の会社は、「株式会社」だらけですよね。
我々も良く知っているような大きな株式会社のほとんどが、こうやってお金を集めて、色々な商品やサービスを開発したり、会社のために工場をつくったり、事業を拡大するための資金にしているんです。
もちろん、新しい商品を開発したことで必ず利益が出るというわけではないので、株を購入したからと言って「必ず儲かる」ということはありません。
しかし、株主が株を購入しなければ、株式会社は事業拡大のためにお金を集めることが難しくなります!
そう考えると、株式投資をすることは、ギャンブルとは全然ちがいますよね。
うちの株、買ってください!…どうやって?
いったいどうやって買ってもらうんですか?
しな子さんは「上場」という言葉を知っていますか?
まず、株はどこで買うのでしょうか?
株を買うために、直接その会社に言っても株を買うことはできません。
株は証券会社を介して、証券取引所で購入することが出来ます。
証券取引所とは、株式や債券などの売り買いをするための場所です。株式会社は、そこで自社の株を売ることができます。例えるなら株のスーパーマーケットに出店し、「ウチの株、買ってください!」と売り出すようなイメージですね。
このように、証券取引所で株式が売買されるようになることを「上場」とよび、その株式を発行している企業を「上場会社」とよびます。
証券取引所はいくつかあり、それぞれに基準が設けられているんです。
証券取引所が運営する代表的な株式市場には、「東証1部」「東証2部」「東証マザーズ」「JASDAQ(ジャスダック)」の4つがあります。「東証1部」とは、東京証券取引所の市場第一部のことですね。それぞれ上場できる条件が会社の規模などで異なります。
八百屋さんが、自分のお店を「朝市」に出店するのと、「百貨店」に出店するのでは、その条件って全然違いますよね。百貨店に出店しようと思ったら、それなりの基準をクリアしなくてはならず、逆にクリアできたのであれば、それがそのお店の信用につながったりします。
株の場合も同じで、この4つの証券取引所のどこに上場するかで会社のイメージや信用に繋がります。
たくさんの人に株を買ってもらうためには、上場することが重要なんですね。
株に手を出すのは良いことなのか?
日本の株式会社は、投資家に出資してもらうことで会社が育ちます。会社が育つことで、株主は配当金がもらえ、株の価値も上がります。
つまり株式投資によって、結果的に会社が儲かれば、投資家も儲かります。しかし、事業がうまくいかず、会社が損をすれば個人投資家も損をする場合もあります。株式投資はギャンブルとは異なり、どちらかが勝って、どちらかが負けるというゼロサムゲームではありません。
それは、外国人投資家が日本の株式を買った場合です。
日本株を持つ人の中で、外国人投資家の比率は年々増加しています。
外国人投資家の場合、そのお金は外国で使われるので、株式投資で儲かったお金は日本の会社には帰ってきません。そうなると、以前よりも、会社は成長しづらくなります。
もちろん、外国人投資家が増えることは悪いことではありません。しかし、日本の会社で儲かったお金は日本人が受け取ることで、また日本でお金が使われて、経済を動かすことになるのです。
私たちのような日本の個人投資家が株をもつことは、日本の経済にとって非常に重要なことなのです。
まとめ
「株式投資」がなければ、株式会社は資金調達が難しくなってしまいます。すると、新しい事業を始めたり、そのための設備を整えたりすることが難しくなってしまいます。
言い換えると、株式投資によって、多くの会社が成り立っている…ともいうことができます。
「株式投資」をすることで、結果的に会社に利益が出ると株主にも利益が出ます。一方で、会社に損が出ると株主も損をすることがあります。どちらかが勝って、どちらかが負ける、というわけではないのです。
誰かが株式投資をすることで今の社会は動いている、とも言えますよね。
ただ、やはり「損する」可能性があるのが投資ですよね…。
「この株ならお互いに利益が出る!」という株ってどうやって見極めればいいんでしょうか?
大きく損してしまうようでは元も子もないですよね…!
次回は「株の選び方」について勉強しましょう!!
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